『My House』の作詞・作曲を主導したのは、グループのメインボーカルであり稀代のプロデューサーであるJun. Kです。童話『シンデレラ』をモチーフにしつつも、夜のパーティー会場で見つめ合う男女の張り詰めた緊張感を、アコースティックギターの爪弾きとスウィング調のビートに乗せて構築しています。
楽曲の和訳歌詞を精読すると、露骨な肉体関係の誘いではなく、「終電が近づく真夜中、言葉にせずとも惹かれ合っている2人」「誰も見ていない隙に僕の家へ行こう」という、紳士的なエスコートと背徳的なスリルが絶妙なバランスで描かれていることが分かります。
また、ライブパフォーマンスにおけるファンの一体感を高める掛け声(応援コール)も秀逸です。サビ前のブレイク部分やJun. Kの高音フェイクに完璧に重なるコールのリズムは、観客を単なるリスナーからステージの共演者へと変える緻密な構成美を持っています。