小人たちを語る上で欠かせないのが、劇中歌として世界中で歌い継がれる名曲『ハイ・ホー(Heigh-Ho)』です。
作詞ラリー・モーレイ、作曲フランク・チャーチルによるこの楽曲は、小人たちがダイヤモンド鉱山での過酷な採掘作業を終え、誇らしげに家路につく場面で歌われます。労働を単なる苦役ではなく、「自らの手で価値を生み出す喜び」として陽気に表現したこのシークエンスは、1930年代の大恐慌時代を生きた当時の観客に強烈な希望とエネルギーを与えました。
物語の構造において、7人の小人は白雪姫にとって単なる「保護される対象」でも「無力な傍観者」でもありません。毒リンゴによって仮死状態に陥った白雪姫をガラスの棺に納めて守り続け、邪悪な女王(魔女)を崖へと追い詰めて討ち果たすのは、他ならぬ小人たちです。彼らは物語における真の守護者であり、白雪姫の純真さに触れることで精神的な家族を形成していく、物語の感情的コアを担っています。