彼女の歩みを振り返ると、根底にあるのは徹底した現場主義と真摯なアナウンス技術だ。法政大学を卒業後、2004年にアナウンサーとして入局。高松、松山といった地方局で地域密着の取材を重ね、地道に実力を蓄えていった。地方局時代から際立っていた確かな滑舌と、どんな現場でも物怖じしない度胸は、後に東京アナウンス室へ異動した際にも大きな強みとなった。
大物政治家へのインタビューから災害現場からの生中継まで、修羅場をくぐり抜けてきた経験が、今の揺るぎない安定感を生み出している。女子アナウンサーという枠組みを超え、ひとりのジャーナリストとして現場の声をすくい上げる姿勢は、当時から一貫していた。