和牛を語る上で外せないのが、2016年から2018年にかけて記録した「M-1グランプリ3年連続準優勝」という偉業です。誰が見ても優勝に値する完成度を誇りながら、あと一歩のところで王座を逃し続けた経験は、彼らを一躍トップスターへと押し上げました。
しかし、その栄光の裏で2人が背負ったプレッシャーは計り知れないものでした。「日本一獲りたい漫才」と称され、ファンや劇場からの期待値が極限まで跳ね上がる中、新ネタへの要求水準は過酷を極めました。
ラストイヤーまで挑み続ける選択肢もあった中で、ある時期から賞レースから距離を置き、単独ライブや寄席興行にシフトした和牛。M-1という巨大な熱狂を通り抜けた後、2人の漫才に対するモチベーションや将来像の違いがより鮮明になっていったことは否めません。