空知英秋の金字塔である『銀魂』は、江戸時代末期に宇宙人が襲来したという設定のSF時代劇コメディという前代未聞のジャンルを切り開いた。主人公の坂田銀時をはじめとする魅力的でどこか欠落のあるキャラクターたちが繰り広げるドタバタ劇は、少年漫画の枠組みを大きく押し広げた。
ギャグのキレもさることながら、シリアスな長編エピソードで見せる人情味あふれるセリフ回しは、多くの読者の心を揺さぶった。集英社が誇る数ある名作の中でも、コメディとアクション、そして深いドラマ性を完璧に融合させた本作は、日本の漫画業界に金字塔を打ち立てたと言っても過言ではない。