名古屋高校剣道部の1年は、全国規模の戦いと遠征の連続だ。愛知県内の大会にとどまらず、全国の強豪と刃を交えることで力を蓄えていく。
春から夏:総体予選と憧れの「玉竜旗」へ
4月、地元の金鯱旗争奪大会や関西遠征からシーズンが本格始動する。5月の名北総体予選、県大会を勝ち抜くことが最初の大きな山場だ。そして7月、剣士たちが憧れる勝ち抜き戦の大舞台「玉竜旗高校剣道大会」のために福岡へと赴く。灼熱の夏に行われる石畳強化合宿とインターハイは、選手たちの肉体と精神を限界まで追い込む。
秋から冬:寒稽古と新チームの躍進
秋の私学祭や姫路・北陸遠征を経て、11月には新人戦が行われる。年が明けた1月、極寒の道場で行われる「寒稽古」は同部の名物行事だ。静寂の中、吐く息が白い道場で早朝から重ねられる打突。厳しさを乗り越えた先に、3月の全国選抜大会や関東私立大会での飛躍が待っている。