阿部寛演じる野崎守が見せた「わずか3秒の躊躇」。あの瞬間、画面の緊張感は頂点に達した。追跡の手を緩めない公安のトップでありながら、野崎はなぜ発砲命令を直前で撤回したのか。バルカ警察との合同作戦という表向きの名分の陰で、野崎独自の隠密ルートが稼働していたのは明白だ。
弾丸が飛び交う灼熱の荒野。野崎が手元の端末に打ち込んだ「コード9」の意味。これは過去のシーズンでも使われた特異な通信プロトコルだ。野崎は乃木の動向をすべて把握したうえで、あえて「泳がせている」可能性が高い。互いに言葉を交わさずとも成立する、異常なまでの信頼関係と愛憎。二人の男が交わした視線の交錯は、次回への巨大な布石と言える。