新生児うんち回数の真相|母乳とミルクの違いや急変時の受診サイン

新生児うんち回数の真相|母乳とミルクの違いや急変時の受診サイン

新生児うんち回数の真相|母乳とミルクの違いや急変時の受診サインに関する専門家の意見を詳しく解説いたします。

ネット上の質問サイトや保護者の情報交換において、誤った不安を増幅させがちなのが「便の色」と「排便時の激しい唸り」に関する誤認です。

オムツを開けた瞬間に鮮やかな暗緑色のうんちを目にして驚く親は少なくありません。しかし、うんちが緑色になる現象は病気ではなく正常な生理現象です。肝臓から分泌される胆汁に含まれる色素「ビリルビン」は通常黄色ですが、腸内に長くとどまったり、空気に触れたりすることで酸化し、緑色へと変色します。ミルク育児の赤ちゃんや、排便間隔が空いた赤ちゃんの便が緑色になるのは、医学的になんら問題のない健全な生化学反応です。

もう一つの典型的な誤解が、「顔を真っ赤にして唸っているから便秘で苦しんでいる」という解釈です。乳児期早期には乳児排便困難症(インファント・ディスケジア)と呼ばれる生理的現象が頻繁に見られます。赤ちゃんは腹圧をかけて便を押し出す力と、肛門括約筋を緩める力の連動がまだ上手にできません。結果として、いきみながら肛門を締めてしまうという不器用な状態に陥り、10分以上唸り声を上げることがあります。最終的に出てきた便が泥状やペースト状の柔らかい状態であれば、腸閉塞や器質的便秘ではなく、成長過程における神経調整の未熟さに起因するものです。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。