日本のコーヒー消費において最大の生活インフラとなったコンビニエンスストア各社(セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート)のカフェメニューを現場目線で検証すると、興味深い技術革新とユーザーの誤解が浮き彫りになります。
現在、主要コンビニ各社が店頭のマシンで提供している定番メニューは、ほぼすべて「本格エスプレッソ抽出機を採用したカフェラテ」です。専用の生乳カセットから自動でキメ細やかなスチームミルクを注ぎ込むシステムが主流となっており、1杯200円前後の価格帯でありながら、専門店に匹敵する乳脂肪の甘みとエスプレッソのコクを実現しています。
SNSや口コミサイトの利用実態を分析すると、「コンビニのカフェオレを買った」と投稿しているユーザーの9割以上が、実際には店頭でカフェラテを購入して飲んでいるという認識のズレが確認されます。市販のペットボトルや紙パック飲料では「カフェオレ(乳飲料)」表記の商品が古くから親しまれてきたため、マシン抽出のラテであっても感覚的にオレと呼称してしまう生活習慣が定着している実態が窺えます。