今回の現地取材で最も圧倒されたのが、温泉リゾートホテルとしての真価を物語る大浴場の露天風呂「しきみの湯」だ。湯船に身を沈めると、視界を遮るものは何一つない。正面に涅槃像(ねはんぞう)に例えられる阿蘇五岳が横たわり、夕暮れ時には山肌が茜色から深い藍色へと刻一刻と表情を変えていく。
現在展開されている特別限定宿泊プランでは、最上階のパノラマルームの確約に加え、専任スタッフによるプライベートガイドツアーが組み合わされている。休暇村南阿蘇が誇るこのプランは、単なる宿泊体験を超え、時間帯ごとに異なるカルデラの光と影を独占できる贅沢さを提供している。湯上がり処で味わう南阿蘇の湧水と地元産の冷たいクラフト飲料も、細やかな配慮が光るポイントだ。