その潮目を大きく変えたのが、連続テレビ小説『おむすび』への主題歌提供である。B'zが提供した楽曲「イルミネーション」は、爽やかでありながら力強いエールを込めたナンバーとして、毎朝日本中のリスナーの心を掴んだ。朝ドラ主題歌を担当したアーティストが、その年の大晦日にNHKのステージに登壇するのは、いわば「黄金ルート」とも言える慣例だ。
この主題歌起用によって、彼らとNHKとの距離はかつてないほど縮まった。日本のJ-POPシーンを長年牽引してきた彼らが、国民的ドラマの顔としてお茶の間に浸透した事実は大きい。これにより、従来のハードロックなファン層だけでなく、幅広い世代が二人のステージをNHKの画面越しに観たいと切望する状況が作り出されたのである。