これまでコンビニエンスストア業界では、レジ画面のボタンを押させる方式が主流だった。しかし、店員と客との間での無用なトラブルの要因となるばかりか、実際の年齢確認機能としては不十分だとの批判が絶えなかった。そうした課題を解決すべく前面に出てきたのが、日本フランチャイズチェーン協会を中心に進められている高度な認証技術の活用だ。
セルフレジに備え付けられた専用リーダーにマイナンバーカードをかざすか、あるいは最新の顔認証システムを用いて、ICチップ内の顔画像データと眼前の人物をAIがリアルタイムで照合する仕組みが各地で実証実験から実用化へと移行している。これにより、従来の「自己申告型ボタン」を排除し、わずか数秒で高精度な年齢確認が完結する。客にとっては財布から身分証明書を取り出して店員に見せる心理的負担が減り、店舗側も未成年者飲酒防止に向けた確実なチェック体制を構築できる利点がある。