業界関係者が指摘するもう一つの要因が、ステージ構成と演出プランの変更だ。近年のドーム公演では、巨大なLEDスクリーンや複雑なレーザー照明を配置するため、ステージ真横や後方の席を最初から販売しない「黒幕」による潰し席が多く設定される。
今回も、視界制限席の販売を見送ったエリアが広かったとされている。これがスタンド上部から見下ろした際に「空席が目立つ」という視覚的誤解を生んだ可能性は極めて高い。興行側としては、無理に席を埋めて見えづらい席から不満が出るよりも、演出のクオリティを優先した結果のレイアウトだったという見方もできる。