鬼厳城剣八が読者から過小評価されやすい最大の理由は、「前後の歴代剣八が全員チート級の怪物揃いだった」という点に尽きます。
【歴代剣八の主な顔ぶれと能力】
・初代・卯ノ花八千流(卯ノ花烈):「皆尽」を操り、千年前の血統を受け継ぐ元祖大犯罪者・最強の剣士
・七代目・刳屋敷剣八:広範囲の敵味方を無差別に捕食する凶悪な卍解「餓楽廻廊」を持ち、零番隊への昇格を打診された英傑
・八代目・痣城剣八(痣城双也):瀞霊廷全域と融合・同化する究極の斬魄刀「雨露柘榴」を操り、四十六室への反乱で無間に投獄された異能者
・十一代目・更木剣八:始解「野晒」で巨大隕石を粉砕し、卍解ではジェラルドの巨体を圧倒する護廷十三隊屈指の最強戦力
八代目である痣城剣八が中央四十六室に反逆して「無間」へ永久投獄された後、空白となった十一番隊の座を力で奪い取ったのが鬼厳城剣八です。天災のような広範囲殲滅力や概念的な異能を持つ刳屋敷や痣城、そして概念を超越した腕力を持つ更木と比較すれば、直接攻撃系の棍棒を振り回すだけの鬼厳城が見劣りしてしまうのは構造上避けられない比較でした。
しかし、護廷十三隊の並の隊士数百人を相手にしてもビクともしない肉体強度と霊圧を誇っていたことは紛れもない事実であり、「歴代剣八の中では見劣りするが、死神全体で見れば間違いなく上位の猛者」というのが公正な評価となります。