ファンの間では「華丸と大吉は実の兄弟なのか」という勘違いも時に聞かれる。それほどまでに、博多華丸と博多大吉の二人が醸し出す空気感には濃密な信頼関係が漂っている。福岡大学の落語研究会で出会って以来、35年近くにわたって苦楽を共にしてきた二人の絆は、時に実の兄弟以上の深みを感じさせる。
博多華丸・大吉の結成から今日に至るまで、二人は決定的な喧嘩をしたことがないと語る。大吉にとって華丸は、唯一無二のパートナーであると同時に「もう一人の兄弟」のような存在なのだろう。血縁を超えたこの絶妙な間合いとコンビ愛が、日本全国の老若男女に愛される彼らのスタイルの根幹を形作っている。