紙幣の肖像画は、どのようにして決まるのだろうか。財務省や日本銀行、国立印刷局が協議して決定するが、そこには厳格な基準が存在する。第一に「偽造防止のため、精密な写真や絵画が残っていること」。第二に「国民が一般によく知っており、世界に誇れる人物であること」。そして第三に「政治的・宗教的に中立であること」だ。
例えば、織田信長や坂本龍馬といった歴史上の超人気キャラクターが選ばれないのは、本人の正確な容姿を示す資料(写真など)が不足しているためだ。また、戦国武将は「戦い」のイメージが強く、平和を願う現代の紙幣には馴染みにくいという側面もある。