難関大学への輝かしい進学実績の底流には、他校には真似できない揺るぎない精神的基盤が存在する。学校法人大谷学園が運営する同校は、浄土真宗大谷派の教えを根幹に据えて発展してきた歴史を持つ。
宗祖・親鸞聖人の精神に学ぶ仏教情操教育は、単なる道徳授業にとどまらない。他者を敬い、自らの行動を客観的に省みる「自己対話」の習慣が、多感な中高生時代に深く育まれる。取材中に目にした生徒たちの挨拶の清々しさや、自律的に学習に向かう姿勢は、この人間形成教育が実を結んでいる証左と言えよう。学力向上だけに偏重しない豊かな人間性の涵養こそが、長い受験生活を走り抜けるタフなメンタルを作り上げている。