大井町駅のラーメン勢力図を読み解くうえで外せないのが、東口と西口の明確なコントラストです。駅を挟んで街の表情がガラリと変わるのと同様に、提供されるラーメンの方向性にも明確なキャラクターの違いが存在します。
東口エリアは、昭和の面影を色濃く残す「東小路飲食店街」を中心に、創業から半世紀以上愛され続ける老舗や、狭小スペースを活かしたこだわりの個人店がひしめき合っています。看板メニューの多くは、醤油ベースの清湯スープや昔ながらのつけ麺であり、酒を酌み交わした後の締めの一杯として長年愛されてきた歴史があります。
一方の西口・サンピア商店街方面は、人通りの多い大通り沿いにチェーン店や実力派の家系ラーメン、濃厚つけ麺店などが並びます。回転率の高さとガッツリとした食べ応えを重視した店舗が多く、学生や若いサラリーマン層が連日列を成す活気にあふれています。