大相撲の観客席は、土俵に近い順から「溜席」「マス席」「イス席」に大きく分かれています。よく耳にする「砂かぶり席」と「溜席」は何が違うのか疑問に思う方も多いですが、結論から言えば両者はまったく同じ座席を指しています。
日本相撲協会の正式名称が「溜席」であり、勝負の攻防で土俵の砂が文字通り体にかかるほどの至近距離にあることから、ファンやメディアの間で親しみを込めて「砂かぶり」と呼ばれるようになりました。
土俵面からわずか数十センチ低い位置に座布団1枚分のスペースが敷かれており、力士との間を遮るフェンスや柵は一切ありません。東西南北の4方向に配置され、力士の筋繊維の動きや土俵に擦れる足音まで体感できる唯一無二の空間です。