水分をこぼした直後の初動対応が生死を分けます。液体が繊維の奥まで浸透する前に、絶対に横へ擦り広げず、乾いた雑巾やキッチンペーパーで「上から垂直に体重をかけて吸い取る」動作に徹してください。
水やお茶、ブラックコーヒーといった水溶性のシミには、水分を吸い取った後に小麦粉や塩を振りかける裏ワザが極めて有効です。粉末が繊維の隙間に残った水分と色素を吸い上げてくれるため、完全に乾いた段階で掃除機を畳の目に沿ってゆっくりかければ、輪染みの発生を最小限に食い止められます。
一方、愛犬や愛猫によるペットのおしっこは放置すると強いアンモニア臭と黄ばみが残ります。尿は排泄直後こそ弱酸性ですが、時間経過とともに雑菌が分解してアルカリ性へと変化します。ここでは「水200mlに対してクエン酸小さじ1杯」を溶かしたクエン酸水スプレーを使用します。硬く絞った雑巾にスプレーを含ませ、トントンと叩くように拭き取ることで、アルカリ性の臭気成分を中和しながら除菌できます。最後はドライヤーの冷風を当てて完全に湿気を飛ばす工程を忘れてはなりません。