扉を開けると、ガラス張りのショーケースに焼き立ての台湾パンやパイ菓子がずらりと並びます。カウンターで先に注文と会計を済ませてから席につくセミセルフ方式です。
来店者の大半が注文する絶対的エースが「鹹豆漿(シェントウジャン)」(税込500円台〜)です。温かい自家製無調整豆乳に特製の黒酢や自家製辣油を合わせることで、お酢の酸によって豆乳のタンパク質がおぼろ豆腐のようにフルフルと固まります。一口すすると、豆乳のまろやかなコク、お酢の爽やかな酸味、干し海老やザーサイの凝縮された旨味が幾重にも重なり合い、身体の芯からじんわりと温まります。
鹹豆漿の上に乗るサクサクの台湾式揚げパン「油條(ヨウティエオ)」は、スープを吸ってモチモチとした食感へと変化し、一杯で多彩なテクスチャーを楽しめるのが醍醐味です。
さらに見逃せないのが、何層にも折り重なったパイ生地が驚くほど軽やかな「酥餅(スービン)」シリーズ(各300円前後)です。ジューシーなネギと豚肉が詰まった「葱肉酥餅」、香ばしい大根の千切りが入った「蘿蔔酥餅」、濃厚なピーナッツ餡がとろける「花生酥餅」など、塩系から甘味系まで揃っており、鹹豆漿との相乗効果は抜群です。