当時のミュージックビデオや歌番組のアーカイブを振り返ると、広瀬香美のビジュアル変遷にも目を奪われる。デビュー当初の彼女は、シャープなボブカットにモード感漂うミニマルなジャケットスタイル。どこかクールでミステリアスな雰囲気を漂わせていた。
その後、ヒットを重ねるにつれて、より華やかでエネルギッシュなステージ衣装へとシフトしていく。近年見せるダイナミックで開放的なスタイルと比較し、「昔と雰囲気が変わった」と驚く声も多い。だが、その変化の根底にあるのは一貫したプロフェッショナリズムだ。
年齢を重ねても変わらない声量を維持するため、徹底した体幹トレーニングや日々のボイストレーニングを一切怠らない。見た目の変化は単なるエイジングではなく、自らの声と表現力を維持・拡張し続けた表現者としての進化の証左である。