ネット上の掲示板やSNSでは、毎年剪定シーズンや梅雨明けになると、蛾の幼虫被害に苦しむ切実な声が溢れ返ります。医療機関や害虫駆除の現場を取材すると、教科書通りの解説では見えてこない「家庭内のリアルな悲劇」が浮き彫りになります。
大手質問サイトに投稿されたある40代主婦の手記には、家族を巻き込んだ凄惨な体験が綴られていました。
「庭のサザンカが茂っていたので、半袖に軍手という軽装で枝をバサバサ切り落としました。その夜、腕だけでなく首筋からお腹にかけて全身に赤い発疹が広がり、火傷のような熱感と狂いそうな痒みで一睡もできなくなりました。しかも翌日、その日ベランダに干していた家族全員のバスタオルを使った夫と子どもまでもが、背中全面に同じ発疹を発症してしまったのです。後から業者に見てもらうと、サザンカの裏にびっしりとチャドクガの抜け殻があり、風と洗濯物で毒毛が家中へ拡散していました」
このように、チャドクガの最大の脅威は「本体に触れていなくても、風や洗濯物を介して家族全員に被害が及ぶ」という二次被害の激しさにあります。自治体の保健所にも「毛虫の姿を見ていないのに突然全身がかゆくなった」という相談が初夏と初秋に殺到しています。
また、北日本や山間部を中心に周期的なパニックを引き起こしているのがマイマイガです。直近の調査でもマイマイガ 幼虫 大発生対策に頭を抱える自治体や住民の声が多く報告されています。マイマイガは夜間の街灯や住宅の外壁に無数に飛来してビロード状の巨大な卵塊を産み付け、翌春に無数の微小な幼虫が一斉に孵化します。外壁を埋め尽くす毛虫の群れは強い不快感を与えるだけでなく、ベランダに出ることすら阻まれる精神的ストレスを生み出しています。