セクシュアリティの文脈において、主に女性同性愛者の間で使われる役割分担の言葉があります。その代表格が「タチ」「ネコ」「リバ」の3つです。まずはそれぞれの立ち位置と、バリタチが意味する正確な定義を確認しておきましょう。
LGBTQ用語タチの意味は、性行為や関係性の中でリードする側、いわゆる「攻め役」を指します。一方の「ネコ」はリードされる「受け役」、そして「リバ(リバーシブルの略)」は攻めも受けも両方こなせる人を表す言葉です。
この中で「バリタチ」の「バリ」は、「バリバリ(100%完全に)」という強調を意味しています。つまり、バリタチとバリネコの違いを一言で言えば、前者が「徹底して攻め(リード)に徹する人」であるのに対し、後者は「徹底して受け身でいたい人」という真逆のスタンスを指します。
基本ポジションを把握するための簡易的なレズビアン用語一覧は以下の通りです。
- バリタチ:100%攻め役。自分から相手を愛撫・リードしたい専門ポジション。
- タチ寄りリバ:基本は攻めが好きだが、相手次第で受け身になることも可能。
- リバ(リバーシブル):攻めも受けも両方好きで、バランスよく楽しみたい。
- ネコ寄りリバ:基本は受け身が好きだが、求められれば攻めもできる。
- バリネコ:100%受け身役。自分から攻めることはなく、リードされたい専門ポジション。
このように、バリタチは「自分自身が受け身になることは一切求めない」という明確な境界線を持っている点が最大の特徴です。