日本中を驚愕させた事件が起きたのは2026年5月18日の早朝でした。東京都目黒区の自宅で、猿之助と父親の市川段四郎さん、母親の延子さんが倒れているところをマネージャーらが発見。両親は搬送先で死亡が確認され、猿之助本人は地下の自室で意識朦朧の状態で救助されました。
事件の引き金となったのは、同日に発売された週刊誌によるハラスメント疑惑の告発記事でした。歌舞伎界を背負う重圧と自身の名声が一変する恐怖に苛まれた猿之助は、前夜に両親へ「週刊誌に記事が出る。もう生きている意味がない。みんなで次の世界へ行こう」と切り出しました。
法廷で明かされた供述によると、両親は取り乱すことなく「そうだね」と同意したとされています。自宅にあった睡眠導入剤をすりつぶして水に溶かし、両親が自ら服用。猿之助は両親にビニール袋をかぶせ、動かなくなったのを見届けた後に自らも薬を大量に飲み、命を絶とうとしました。家族全員で逝くという悲痛な選択が、最悪の結末を招くことになりました。