悲劇のどん底にあった千昌夫を精神的に支えたのが、1992年に再婚した18歳年下のアマンダ夫人だった。彼女もまたアメリカ出身であり、過酷な状況下に置かれた千昌夫を温かく受け入れ、プライベートな生活をしっかりとガードしながら伴走し続けた。
莫大な借金の返済に向け、本業である歌手活動に再び全力を注ぐようになった千昌夫。全国を精力的にドサ回りし、年間何十本ものステージをこなす過酷な日々を、アマンダ夫人は陰ながら健気に支え続けた。メディアの前に過度に出ることを控え、家庭を安らぎの場とし続けた彼女の存在こそが、千昌夫が途中で挫けることなく復活を果たす原動力となったのは疑いようもない。