2001年、20代を迎えた押切もえさんに最大の転機が訪れます。名門ファッション誌『CanCam』の専属モデルへの大抜擢です。ガングロギャルから一転、清楚で上品な「名古屋嬢風巻き髪」やキレイめコンサバファッションへの劇的なイメージチェンジは、当時のファッション業界に大きな衝撃を与えました。
『CanCam』では、甘口フェミニン担当の蛯原友里(エビちゃん)さんと、スタイリッシュなOLスタイル担当の押切もえさんが双璧をなし、いわゆる「エビもえブーム」が巻き起こります。彼女たちが誌面で着用したジャケットやワンピースは翌日には店頭から完売し、「めちゃモテ」という流行語とともに同誌の発行部数は80万部を突破しました。
押切もえさんが提案した「もえ巻き」と呼ばれるヘアスタイルや大人っぽいオフィスコーデは、全国の女子大生や20代OLのバイブルとなり、彼女はギャル誌出身モデルの枠を完全に飛び越えて日本を代表するトップモデルへと登り詰めました。