1975年から講談社の『週刊少女フレンド』で連載された大和和紀による不朽の名作『はいからさんが通る』。日本の少女漫画史に太い足跡を刻んだこの作品がテレビ画面に躍り出たのは1978年のことだ。制作を担当した日本アニメーションは、活発で型破りな主人公・花村紅緒の生き様を、弾けるようなテンポの音楽で表現した。
特にテレビアニメ版のオープニングテーマは、当時のアニメソング業界においても異彩を放っていた。作曲・編曲を手掛けた関田昇介によるパワフルな楽曲構成と躍動感のあるボーカルは、大正ロマンのモダンで前衛的なカルチャーを見事に音へと昇華させている。管楽器が軽快に鳴り響くイントロは、今なお昭和アニソンの傑作として語り継がれている。