犯行直前、茂永容疑者は神社関係者や総代、全国の八幡神社宛てに8通にも及ぶ「遺言書」と題した怪文書を投函していました。その文面には、自身の凶行を正当化し、長子氏を誹謗中傷する狂気的な言葉が並んでいました。
遺言書の中で茂永容疑者は、長子氏の宮司職解任と神社からの永久追放を求め、さらに自身の息子を次期宮司に据えるよう一方的に要求していました。文末には「要求が受け入れられなければ、死後も怨霊となって永遠に祟り続ける」といった呪詛の言葉が書き殴られており、長年にわたる執念と歪んだ自尊心が浮き彫りになりました。
しかし、こうした遺言書に法的な効力は一切なく、神社関係者や地域住民に恐怖と嫌悪感を与えるだけに終わりました。自らの手で血族を断ち切り、伝統ある八幡宮の名を汚した茂永容疑者の思惑通りに事態が進むことは決してありませんでした。