新日本プロレスを傘下に収める親会社・株式会社ブシロードの有価証券報告書やグループ役員報酬の開示水準を精査すると、連結子会社トップの報酬相場はおよそ2,000万〜4,000万円前後と推計されます。棚橋弘至の場合、単なる雇われ経営者にとどまらず、興行の最前線で集客を生み出す「プレイングプレジデント」である点が極めて特殊です。
日本のプロレス界全体における給与水準と比較することで、棚橋弘至の立ち位置の特異性がより鮮明に浮き彫りになります。
新日本プロレスの選手契約は、基本年俸に加えて試合数や興行規模、主要タイトルマッチへの出場手当が加算される仕組みです。棚橋弘至は代表取締役社長就任に伴い、選手としての契約形態を役員兼務に見合った形に再編したと見られますが、それでも団体の顔としてのプレミアム価値は維持されており、ファイトマネー単体でも数千万円クラスをキープしています。