竹村健一氏を日本中の誰もが知る存在にしたのは、やはりテレビメディアでの破格のパフォーマンスです。特にフジテレビの番組『竹村健一の世相を斬る』や『竹村健一の世相講談』は日曜朝の看板コンテンツとして長年親しまれ、政財界の重鎮から市井の人々まで幅広い層を引きつけました。
トレードマークとなったパイプを燻らせる評論家スタイルは、ダンディズムと知性を象徴するアイコンとして定着。日立マクセルのカセットテープCMで見せた「だいたいですね」というフレーズは流行語となり、ものまねタレントがこぞって真似をするほどの社会現象を巻き起こしました。
スタジオでゲストと対峙する際も、タブーを恐れず本質を突く質問を連発。複雑怪奇な国際情勢や経済問題を独自の講談調でテンポよく解説するスタイルは、現在主流となっているニュース解説・情報番組の原型を形作ったと言っても過言ではありません。