音読みと訓読みの違いとは?一瞬で見分ける裏ワザと法則を徹底解説

音読みと訓読みの違いとは?一瞬で見分ける裏ワザと法則を徹底解説

音読みと訓読みの違いとは?一瞬で見分ける裏ワザと法則を徹底解説の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

漢字の学習が進むにつれて学習者が必ず直面するのが、「音読み+訓読み」や「訓読み+音読み」が入り混じる変則的な熟語です。これらは国語テスト対策音読み訓読み単元や漢字検定音訓対策において、合否を分ける重要トラップとなっています。

重箱読みと湯当読みのメカニズム

通常の二字熟語は「音+音(安心=アン・シン)」または「訓+訓(青空=あお・ぞら)」で構成されますが、日本語の歴史的運用のなかでハイブリッド型の読みが定着しました。

・重箱読み(じゅうばこよみ):【音読み】+【訓読み】
上の字を音読み、下の字を訓読みするパターンです。
例:重箱(ジュウ[音]+ばこ[訓])、本屋(ホン[音]+や[訓])、台所(ダイ[音]+どころ[訓])、番組(バン[音]+ぐみ[訓])、役場(ヤク[音]+ば[訓])

・湯当読み(ゆとうよみ):【訓読み】+【音読み】
上の字を訓読み、下の字を音読みするパターンです。
例:湯桶(ゆ[訓]+トウ[音])、場所(ば[訓]+ショ[音])、手帳(て[訓]+チョウ[音])、雨具(あま[訓]+グ[音])、見本(み[訓]+ホン[音])

判別で迷った際は、前述の「聞いて単独で意味が通じるか」「末尾が『ん』や『つ』で終わるか」をそれぞれの文字に単体で適用すれば、どちらが音でどちらが訓かを冷静に分解できます。

熟字訓と当て字の例に見る特殊な日本語表現

もうひとつの難所が、漢字1文字ずつに読みを割り当てるのではなく、熟語全体に対して大和言葉を丸ごと割り当てた熟字訓(じゅくじくん)です。

代表的な熟字訓には、「今日(きょう)」「明日(あした)」「昨日(きのう)」「田舎(いなか)」「吹雪(ふぶき)」「梅雨(つゆ)」「紅葉(もみじ)」などがあります。これらは「今」が「きょ」で「日」が「う」と読まれているわけではなく、2文字の組み合わせに対して1つの日本語が充てられています。

一方、漢字の意味とは無関係に発音の音だけを漢字に当てはめたのが当て字です。「珈琲(コーヒー)」「寿司(すし)」「出鱈目(でたらめ)」「野暮(やぼ)」などがこれに該当します。熟字訓は「意味に漢字を当てたもの」、当て字は「音に漢字を当てたもの」という根本的なベクトルの違いを理解しておくと、知識が整理されます。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。