池袋という街は、サブカルチャーの聖地としての顔と、巨大ターミナル駅としての喧騒を併せ持つ。その中心に位置するこの店は、1980年代のオープン当時から都市の中のオアシスとして機能してきた。窓から差し込む自然光と、星を散りばめたインテリアが織りなす空間は、訪れる者に日常から切り離された休息を与える。
開放的なガラス窓越しに街を見下ろす感覚は、都市型テラスの思想を屋内に持ち込んだ秀逸な設計といえる。単に甘いものを消費する場ではなく、友人同士で夢を語り合い、あるいは一人で物思いに耽る時間そのものが提供されている。昭和から続く喫茶店文化の遺産が、今なお現役のカルチャー拠点として息づいているのだ。