コミックス最終30巻に収録されたウインターカップ決勝・洛山高校戦のクライマックスは、ジャンプスポーツ漫画史に残る名勝負として語り継がれています。
「天帝の眼(エンペラーアイ)」を操る赤司征十郎に対し、誠凛高校は限界を超えた総力戦で対抗。試合終盤、赤司は敗北の危機に直面して精神的な葛藤を経験し、中学時代に失われていた「本来の優しい人格」と「冷徹な人格」を統合させます。ゾーンのさらに先にある領域、チーム全員をゾーン状態へ引き上げる赤司の真の力に対し、誠凛は黒子と火神の深い信頼によって「真のゾーン(直感トランス)」を開眼させました。
ラスト数秒、ブザービートで放たれた火神のダンクによって、誠凛高校が106対105の1点差で劇的勝利を収めます。試合後、かつて帝光中学時代にバスケを辞める原因となった親友・荻原シゲヒロが客席から笑顔でエールを送る姿を目にした黒子は、大粒の涙を流しました。かつての仲間たちに「仲間を信じるバスケ」を証明し、誠凛メンバー全員で笑顔の記念写真を撮影するシーンで、本編の物語は感動的に締めくくられました。