2026年大会において、侍ジャパン阪神タイガースの代表として招集された中野拓夢選手と湯浅京己投手は、大会を通じて極めて重要なピースとして機能しました。
遊撃および二塁のユーティリティとして抜擢された中野拓夢侍ジャパン活躍は、数字以上のインパクトを残しました。源田壮亮選手が右手小指を骨折するという不測の事態に見舞われた際、中野選手は冷静沈着な守備と勝負強い打撃(打率.300、出塁率.500)でチームの危機を救出。「どこでも守る準備はできていた」と語ったプロ意識の高さは、栗山英樹監督からも絶大な信頼を獲得しました。
一方、セットアッパーとして君臨した湯浅京己WBC成績は、3試合に登板して自責点ゼロ、防御率0.00、1ホールドと完璧な内容でした。準決勝のメキシコ戦や準々決勝のイタリア戦など、1打逆転の極限状態のマウンドに立ち、気迫のこもった直球とフォークで世界の強打者をねじ伏せる姿は、多くのファンの胸を打ちました。
テレビ特番や帰国後のインタビューで湯浅投手が語った「世界一の景色を見たことで、プレッシャーを恐れるのではなく楽しめるようになった」という言葉通り、この大舞台での成功体験が、2026年シーズンの阪神タイガースを38年ぶりの日本一へと導く精神的支柱となったのは間違いありません。