三谷幸喜さんの結婚生活を語るうえで外せないのが、1995年12月に結婚した元妻・小林聡美さんとの関係です。ドラマ『やっぱり猫が好き』の脚本と出演者として出会った2人は、芸能界屈指のカルチャー系おしどり夫婦として広く愛されていました。
しかし、2011年5月23日に約16年間の結婚生活に終止符を打ちます。直筆の連名ファクスで発表されたコメントには、「小さなすれ違いが積み重なり、話し合いを重ねた結果、お互いの発展のために別々の道を歩むことになった」と記されていました。
関係者の証言や当時の報道を総合すると、決定的なスキャンダルや不貞行為があったわけではありません。背景にあったのは以下のような生活スタイルのズレでした。
- 執筆環境と生活リズムの乖離:夜型の集中型で締め切りに追われる三谷さんと、朝型で規則正しい生活を愛する小林さんの生活パターンの違い。
- 自立した大人の距離感:互いに自立した表現者であるがゆえに、共同生活における「夫婦の役割」が少しずつ形骸化していったこと。
- ペットの世話や価値観の微妙な変化:猫や犬を愛する2人でしたが、日々の細かな家事分担や居住空間のあり方について意見の違いが生じたこと。
泥沼の法廷闘争や慰謝料トラブルなどは一切なく、財産分与もスムーズに行われた極めて円満な離婚でした。別れた後もお互いの作品を尊重し合うプロ同士の敬意は失われていません。