一方で、すべての作品から降板したわけではありません。長年演じてきた看板キャラクターや、すでに物語の根幹に関わっている重要作においては、キャスト続投の判断が下されたケースも多く存在します。
筆頭に挙げられるのが、社会現象となったアニメ『呪術廻戦』の夏油傑役です。2026年放送の「懐玉・玉折 / 渋谷事変」において、制作側はキャスト変更を行わず櫻井をそのまま起用。これには、五条悟(CV:中村悠一)との掛け合いや繊細な感情表現において、櫻井の代わりを見つけることが作品のクオリティ維持の観点から極めて困難であった事情が背景にあるとみられています。
また、『鬼滅の刃』の水柱・冨岡義勇役や、『FINAL FANTASY VII REBIRTH』のクラウド・ストライフ役など、世界的人気コンテンツでも続投が維持されました。
業界内では「作品のテーマやターゲット層、制作進行の深度、海外展開への影響などを総合的に判断し、委員会ごとに線引きが分かれた」と分析されています。