モールの求心力を左右する重要な心臓部が、3階に展開するフードコートです。かつてのリニューアルを経て客席スペースの拡張とファミリー向け小上がり席の整備が進められ、昼夜を問わず多様な客層を吸収しています。
フードコート店舗のラインナップは、単なる流行の追認ではなく「早さ・安さ・確実性」に特化した構成が特徴です。讃岐うどんの定番チェーン、全国展開のハンバーガーショップ、長年愛されるラーメン店、手軽にエネルギーを補給できる丼ものやステーキ専門店など、一人客のクイックランチから子ども連れの週末外食まで隙なくカバーしています。各ブースの回転率は極めて計算されており、客席難民になりがちな週末のピーク時でも、10〜15分程度周囲を見渡せば席を確保できるレイアウト設計が施されています。
さらに1階のレストラン街には、落ち着いて和食や洋食をフルサービスで味わえる独立店舗が配置されており、3階の喧騒を避けたいシニア層や三世代ファミリーの受け皿として機能しています。高級レストランを求める層には不向きですが、「日常の延長線上で絶対に外さない食事の選択肢」として、これほど無駄のない実用的な配置はありません。