炎炎ノ消防隊アーサーの生死と真実|ドラゴン戦の結末と妄想力の正体

炎炎ノ消防隊アーサーの生死と真実|ドラゴン戦の結末と妄想力の正体

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物語のクライマックスとなる「大災害」編において、全編を通じたアーサー最大のハイライトとなったのが、白装束の屠り人である最強の巨魁・ドラゴンとのタイマン勝負です。人類の絶望そのものを具現化したドラゴンに対し、アーサーは己の騎士道を賭けて単身で激突しました。

戦場は地球を飛び出し、月の表面から宇宙空間へとスケールを拡大。天才技術者ヴァルカンが開発した宇宙用装備「星輪」やマントを身に纏い、アーサーは「騎士なら宇宙でも呼吸できる」という常軌を逸した妄想力で真空空間に適応します。地球の磁場とプラズマを極限まで収束させた究極奥義「紫電一閃」を放ち、長きにわたる死闘の末にドラゴンを真っ二つに両断して完全勝利を収めました。

しかし、その代償は甚大でした。激戦の中で下半身を吹き飛ばされたアーサーは、宇宙空間を漂いながら、愛刀エクスカリバーを手放し、満足げな笑みを浮かべて意識を手放します。連載当時の本誌掲載時には「アーサー死亡確定か」とSNS上でも悲鳴が上がり、ファンの間で激しい衝撃が走りました。

実際のところ、ドラゴンを倒した直後の段階では肉体的に致命傷を負い、生物学的な死の淵にありました。しかし、その直後に覚醒したシンラが「シンラボッシュ(森羅日下部)」として創造主となり、命の価値を再構築した新世界を創造したことで、アーサーは五体満足の状態で奇跡の復活(生存)を果たしています。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。