危険性を耳にすると避けるべき部位のように思えますが、「しっぽは栄養があるから残さず食べるべき」という説にも一定の科学的根拠が存在します。
エビの殻やしっぽには、骨や歯を形成するカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が豊富に含まれています。また、加熱によって赤く鮮やかに発色する色素成分「アスタキサンチン」は強力な抗酸化作用を持つカロテノイドの一種であり、紫外線ダメージの軽減やエイジングケアの分野で高く評価されています。
ただし、殻に含まれるカルシウムは炭酸カルシウムなどの結晶構造をとっており、キチン質と強固に結びついているため、体内への吸収率は決して高くありません。「健康のために無理してでも尻尾を食べる」ほどの絶対的な栄養摂取源とは言えないのが実情です。