コンビニの飲料コーナーを観察すると、美容・健康ドリンクの棚割りがここ数年で激変していることに気づく。業界最大手である株式会社セブン-イレブン・ジャパンをはじめとする主要チェーンでは、従来の栄養ドリンクゾーンとは明確に区別された「機能性インナーケアゾーン」の拡充に力を注いでいる。
かつては「働く男性のスタミナ補給」が主目的だった栄養ドリンク棚だが、現在は20代から40代の働く女性や美容意識の高い男性客を取り込むべく、パッケージデザインから配合成分に至るまでスマートに洗練された。オフィス街や駅ナカの店舗では、夕方から深夜にかけての時間帯に美容ドリンクの売り上げがピークを迎えるという。
深夜にレジへ持ち込まれる一本には、「明日の朝までに少しでも回復させたい」という切実な願いが込められている。流通各社がこの需要を正確にキャッチし、高機能な商品をレジ横や目線の高さに配置しているのは、現代人の生活リズムとニーズが合致した結果と言える。