歴史の息吹を感じさせる街並みを歩き進めると、眼前に広がるのは国の名勝・錦帯橋の美しいアーチ。その静かな借景をそのままインテリアの一部として取り込んだカフェやレストランが、いま密かなブームを迎えています。山頂にそびえる岩国城を遠望しながら味わう創作ランチは、日常の慌だしさを忘れさせてくれる贅沢そのもの。地元ライターとして長年この街を取材してきた筆者が今回特に注目したのは、静かな路地に佇む隠れ家フレンチです。
古民家をモダンに改装した店内に入ると、漂ってくるのは香ばしいバターとハーブの芳醇な香り。クラシックな技法をベースにしながらも重たさを感じさせない繊細な皿の数々は、大切な人とのデートや心華やぐ女子会にうってつけです。事前予約が埋まりやすい穴場店舗ながら、訪れた誰もが「教えてくれたことを感謝したくなる」と口を揃えます。