大手旅行サイトやSNSで紹介される定番モデルコースでは、「美ら海水族館 ➜ 今帰仁城跡 ➜ 古宇利大橋」という北部満喫ルートが圧倒的人気を博しています。実際に現地を巡った旅行者の口コミを分析すると、「沖縄の歴史の重みと海の景色の両立に感動した」「首里城とは違った圧倒的な野性味がある」といった高評価が8割以上を占めています。しかし、事前の下調べ不足によって現地で戸惑う旅行者が少なくないのも事実です。現地で直面する代表的な「3つの壁」を挙げます。
1つ目は、足元の険しさと高低差です。城内は急な坂道とゴツゴツとした石畳が続きます。特に雨上がりや朝露に濡れた古生代石灰岩は、想像以上に滑りやすく転倒事故が多発しています。ヒールのある靴や滑りやすいサンダルでの見学は危険を伴うため、必ずスニーカーやトレッキングシューズを着用することが鉄則です。
2つ目は、強烈な日差しと遮蔽物の少なさです。広大な城郭内には屋根のある休憩所がほとんど存在しません。夏季や晴天時の直射日光は体力を激しく奪います。日傘、帽子、飲料水の携行を怠ると、主郭に到達する前に熱中症の危機に瀕することになります。
3つ目は、公共交通機関(路線バス)の接続難易度です。那覇空港直通の「やんばる急行バス」が城跡入口まで運行しているものの、本数は1時間に1本程度。乗り遅れると大幅な旅程の狂いが生じます。自由度の高い旅を実現するためには、レンタカーの利用が強く推奨されます。