一方で、今井氏の政治活動が常に順風満帆だったわけではない。海外研修をめぐるSNS上の発言や政務活動費の使い方などに対し、世論やメディアから厳しい批判の目が向けられた局面も少なくなかった。タレント出身者ゆえの注目の高さは、時として激しい逆風となって彼女に吹き付ける。
「SPEEDの絵理子」という強烈な過去のイメージは、知名度という武器になる反面、政策面での専門性や実務派としての実績を正当に評価されにくくする二刃の剣でもある。批判に晒された際、いかに誠実な説明責任を果たし、具体的な政策成果で答えを出せるかが、彼女に課された恒常的な課題と言える。
党内でも期待と慎重論が交錯するなか、彼女は国会質疑や部会での議論に積極的に参加し、地道な実績作りをアピールする姿勢を強めている。単なるアイコンから脱却し、永田町で生き残る真の政治家になれるかどうかの境界線に、彼女は今立っている。