もう一つの決定的な要因は、イベントを取り巻く安全基準の厳格化と、それに伴う人件費・警備費の爆発的な高騰です。
かつてPL花火の開催日には、富田林市周辺に数十万人もの見物客が押し寄せ、近鉄長野線や周辺道路は完全に麻痺状態に陥っていました。現代の防災・防犯基準において、これほどの大群衆を安全に誘導するためには、過去とは比較にならない規模の警備員配置と安全対策が求められます。特に2001年の明石歩道橋事故以降、雑踏警備に対する法的・社会的責任は重くなる一方であり、民間の一宗教法人が単独でそのリスクとコストを背負いきれなくなったというのが、冷徹な現実でした。