近藤利一氏は1942年9月1日、愛媛県新居浜市に生まれました。若くしてビジネスの世界に身を投じ、大阪を拠点に建設機械のリース・レンタルおよび土木工事業を手がける合和物産株式会社を設立。高度経済成長期からバブル期、そして平成のインフラ開発の波に乗り、同社を一級の優良企業へと成長させました。
実業家として大成功を収めた近藤氏が中央競馬(JRA)の馬主資格を取得したのは1984年のこと。「称賛する」「憧れる」を意味するラテン語由来の冠名「アドマイヤ」を掲げ、勝負服は「水色、白袖、青鋸歯形」を採用。妥協を許さない眼力と圧倒的な資金力で、日本のトップオーナーへと駆け上がりました。
近藤利一氏の総資産は、全盛期において100億円から200億円規模に達していたと推計されています。毎年のセレクトセールでは1頭に数億円を惜しげもなく投じ、競り落とす姿が風物詩となっていました。2017年のセレクトセール当歳セッションでは、イルーシヴウェヴの2017(後のアドマイヤビルゴ)を当時の歴代2位となる5億8,000万円(税抜)で落札し、メディアのヘッドラインを独占したことは記憶に新しい事実です。