近年、全国の病院で導入が急速に進んでいるのが、入院着(パジャマ)、タオル類、日用品が日額定額で使い放題になる「アメニティサポートシステム(通称:CSセット)」です。ネット上では「高額で無駄」という声と「絶対に利用すべき神サービス」という意見が二分しています。
このCSセット評判の背景にある実態を、費用と家族の負担という客観的なデータから検証します。以下の表は、自前で持ち込んで院内コインランドリーを利用する場合と、CSセットを導入した場合の比較データです。
数字の上では自前持ち込みの方が安価に見えます。しかし、感染症対策による面会制限が残る医療機関において、汚れた衣類を受け取りに週2回家族が通う交通費と労力、患者本人が点滴を引きずりながらコインランドリーの空きを待つ精神的苦痛を加味すれば、日額数百円のコストは決して高くありません。特に「3日以内の検査入院」や「身寄りが遠方の単身者」「術後数日間寝たきりになる手術」においては、迷わずCSセットを選択することが生活の破綻を防ぐ防壁となります。