「夜の空気は汚れている」という古い迷信を聞いたことがあるかもしれません。これはあながち間違いとも言い切れません。夜間は放射冷却によって地表付近の空気が冷やされ、「逆転層」と呼ばれる気層ができることがあります。これにより、大気汚染物質が地上付近に滞留しやすくなるのです。
さらに深刻なのが虫の被害です。多くの虫は光に集まる習性(走光性)を持っています。室内の明かりが漏れるベランダに白いシャツなどを干しておくと、虫が卵を産み付けたり、衣類に付着したりするリスクが高まります。春先や秋口には、夜間に落下してくる花粉や黄砂が湿った衣類に付着しやすく、アレルギーを引き起こす原因にもなりかねません。