市場への影響も無視できない。この騒動以降、日本のインナーウェア市場やアパレル業界には明確な変化が起きた。それまで「恥ずかしいもの」として日陰で売られていた脇汗パッド付きインナーや制汗剤が、堂々と表舞台でプロモーションされるようになったのだ。
「汗をかくのは恥ずかしいことではない、ただ快適に過ごすためのテクノロジーがある」というメッセージへの転換。消費者はもはや、過剰な「恥の意識」を植え付ける広告には乗らなくなった。有働氏が図らずも引き起こしたパラダイムシフトは、現代のウェルネス市場の基礎を作ったと言っても過言ではない。