感染症法上の位置づけ変更から時間が経過した現在も、急性期総合病院における感染対策は高水準で維持されています。重症患者や免疫抑制状態の患者が多数入院しているため、院内クラスターの発生は絶対に防がなければならないからです。
発熱や激しい咳、強い咽頭痛がある状態で受診する場合、直接一般外来の窓口へ向かうのは厳禁です。同院では、院内感染リスクを最小化するために以下の手順が確立されています。
- 受診前の事前電話・Web問診:来院前に発熱トリアージダイヤルに連絡し、症状の経過を申告する。
- 指定動線での来院:一般エントランスとは区画された「感染症外来専用エリア」または特設プレハブブースへ誘導される。
- 迅速検査と初期評価:インフルエンザや新型コロナウイルス等のマルチ抗原・PCR検査を実施し、呼吸状態(SpO2値など)を評価。
- 処方および入院判断:重症化リスクの有無に応じて、適切な抗ウイルス薬の院外処方、あるいは隔離病床への緊急入院が判断される。
事前連絡なしに直接総合窓口へ赴くと、長時間の車内待機や隔離待合室への移動を求められることになり、体力を消耗してしまいます。事前のコンタクトが受診をスムーズに進める鍵となります。